注意!
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補聴器を買う前にこれをお読みください
耳に手を当てて何度も聞き返すので耳元で大声をあげて話すと
えっ?聞き返すから声が小さいと思って大声をだしたのに…
「やかましい!」と怒られてしまいました。
そんな方でも聴力を測ると50~60dB程度の中等度難聴であることが多く、近距離なら声は十分聴こえています。
実は声は聴こえているのに、
なにを言っているかわからないから聞き返しているのです。
ここに補聴器の難しさがあるのです。
いずれの現象も会話音の情報の欠損の原因になります。つまり聴こえの質の低下が起こるのです。
まだ情報の欠損の原因があるんです!
これで終わりではありません。
運転免許取得です。あまりにも当たり前すぎて正解にたどり着けなかったかもしれませんね。お抱え運転手を雇える身分でない限りそれがなければ車を買っても意味がありません。座学と実習により交通法規の知識と運転スキルを身につける必要があります。しかし運転免許があるからと言って長期間、車を運転していなければペーパードライバーとなってしまい、技能をブラッシュアップし錆びついたスキルを甦らせる必要があります。
補聴器は車のように免許があるわけではありませんが補聴器を活用するスキルが必要です。補聴器の取り扱い法はもちろんのこと大切なのは補聴器から聞こえる音声を正しく処理できるスキルが必要です。
・音声を周囲騒音から分離する能力
・子音を聞き分ける能力
・会話のスピードについていける能力
などが必要です。補聴器が正しく調整されればすぐに結果が出る場合もあるのですが、難聴歴が長くそれこそ聴覚がペーパードライバー状態(難聴の脳)になってしまってからでは直ちに効果が実感できません。聴覚リハビリテーションによりスキルを取り戻す必要があります。ただし長く放置しすぎた事により完全に取り戻せないこともあるのでできるだけ早く手を打たなければなりません。
当院は医療機機関です。補聴器は単なる商品ではなく難聴者を聴こえるようにする手段として存在するという考えです。なので最長3か月の試聴期間を設け目的を達成しないのであれば決して販売されることはありません。
当院のスタッフは、専門医はもとより全員有資格者(言語聴覚士・認定補聴器技能者)です。補聴器医療においてもっとも大切なのは、検査と調整の厳密性と補聴器調整後のリハビリテーションです。専門スタッフとともに日々研鑽することにより達成しようとしています。
この検査の優れているところは鼓膜にどれくらいの音圧が到達しているかを見える化することができるところです。施行の難しさや患者さんへの負担の多さでこの検査は敬遠されており数パーセントの施設しか普及しておりません。当院では開院当初より取り入れ調整の厳密性を担保しており、補聴器の満足度の向上に大きく寄与しております。また、当院では患者さんへの負担がより少ないRECDを利用した間接的な方法を採用しております。
当院では防音性とプライバシーが守られた個室環境で、リラックスして補聴器診療が受けることができます。この空間で移動することなく日本聴覚医学会の補聴器適合検査の指針(2010)の殆どの検査を網羅することができます。
世界中の主要メーカーが技術競争にひしめき合っています。その時々に応じて最高のパフォーマンスを得ることのできる機種を多くのメーカーの中からチョイスすることができます。
当院は自己研鑽だけではなく、補聴器業界のレベル向上のために学会発表・論文・著書の執筆や他の医療機関の補聴器外来開設の援助などに尽力するようにしています。また患者さん向けには「補聴器購入ガイド」などの「ハラダきこえクリニック北浜チャンネル」でのYouTube動画のや「ハラダきこえクリニック北浜」のFacebookページでの情報発信も行っています。(参照:業績集)2025年度の日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会総会・学術講演会でのランチョンセミナーの講師に選出されることが決まっており、院長のアドバイスやセミナーをもとに補聴器外来を立ち上げた医院も数件に上っています。
医療法人交友会 ハラダきこえクリニック北浜の原田です。
私は、1992年に堺市で原田耳鼻咽喉科を開院しました。その1年後補聴器外来を認定補聴器技能者と2人で始めました。
それまで補聴器なんてあまり役に立たないものだと誤解していたのですが、セオリー通りに調整すれば結構何とかなるものだと認識を替えました。
補聴器をうまく活用できていない人が多いのは、一般的な補聴器供給法に問題があるのだと確信しました。
いつか何とかしなくては、難聴者が救われないと考えるようになり自分の仕事以外に他の医療機関の補聴器外来の支援も行うようになりました。
医療機関が倫理観を持って補聴器のワンストップサービス(販売・メンテ・補聴器医療)をするのがこの業界にとって最も健全であると考えたからです。また補聴器診療に集中するため補聴器専門のクリニックを北浜に開院することにしました。
1人でも多くの難聴者を救うためにこの業界を変えようと頑張っておりますのでご支援よろしくお願いいたします。
ハラダきこえクリニック北浜 院長 原田
まずはお電話にて、ご予約ください。(再診はLINEでの予約も可能です。)
専門医による診察と問診を行い今後の方針を決めます。
検査室にて標準純音聴力検査・標準語音聴力検査を行います。
診察と検査の結果を踏まえて補聴器の適応を判定いたします。疾患がある場合の注意点などを説明いたします。適応のない場合は代替案を提案致します。
RECDによる実耳測定を行うためにRECDを測定します。RECDは外耳道特性の個々の違いを補正するためのものです。
RECDによる補正を加え処方式通りに鼓膜面に音響特性が合致するように補聴器を調整します。
音場で聞き取りの検査をして聞き取れているか確認します。また補聴によりどれだけ改善したかをみます。必要に応じて微調整を加えます。
第1回目のセッションの時は、補聴器の取り扱い保管法、装用する方法等をご指導します。
補聴器を装用しても聞き取りが向上しない場合は、短文の復唱などの聴覚リハビリテーションを行います。
聞こえにくくて困っているかどうかで判断すればいいと思います。補聴器は少しハードルが高い道具ですので、ある程度モチベーションが高くないと聴覚リハビリテーション(補聴器に慣れるための訓練)が続きません。
申し訳ありませんが当院は技術を一点に集中するため補聴器外来に特化したクリニックですので、補聴器診療以外の検査や治療等は一切行っておりません。難聴の治療効果がなく聴力の固定した方が当院診療の対象となります。
残念ながら補聴器は、健保適応ではありませんが様々な公費負担があります。まず、聴力が身体障害者の等級を満たしていれば、障害者手帳の交付を受けることができます。手帳取得者は、申請することにより補聴器購入の補助を受けることができます。他には自治体による補聴器購入助成制度により支援を受けることができます。施行している自治体は、「全国の自治体による補聴器購入費助成制度の実施状況」をご覧ください。自治体により購入要件が異なっており「認定補聴器専門店」からの購入が要件になっている場合。当院での購入は対象外になるので注意が必要です。
助成ではありませんが高額医療費控除が受けられる場合があります。その場合は当方でご用意する「補聴器適合に関する診療情報提供書」を添えて確定申告する必要があります。
補聴器はオープン価格になっているものがありますが、メーカーによると当クリニックの価格設定が一般の販売店より割安だと聞いております。両耳価格は単体の1.85倍と設定しておりますが、これよりも高く売られているのが一般的だそうです。
申し訳ございませんが当院は気導補聴器のみを扱っており、骨導補聴器や軟骨伝導補聴器の取り扱いはございません。
補聴器外来の際に耳垢などがあれば処置をしてから補聴器の調整などが受けられます。また、自前で補聴器販売をしている補聴器外来は、補聴器のワンストップサービスが受けられ、途中で治療や検査が必要な事態が起これば、専門医療機関に紹介を受けることができます。当クリニックでは高い技術力を保つために積極的に技術情報の外部発信を行っております。(業績集参照)
1日10時間以上装用できるように努力してください。できるだけ積極的に会話をするように心掛けましょう。聞き取りがなかなか向上しない場合は、本の音読をしたり、人に短い文を言ってもらってそれを復唱することは効果があるといわれています。